緑色した巨大イモムシ
おととい(金)のこと。掃除のおばさんが呼ぶので、何だなんだ、と行ってみたら、庭にイモムシが落ちてますとw おばさん、すっかり心得てるなあ。見れば、これはもしや? さっそく拾ってケースに入れる。
これは、去年見つけた巨大イモムシの、
この、上のバージョンではないか?
そう、去年は下バージョンを見つけて、羽化まで持っていったのだが、
そのときに、このイモムシは最初こんな薄緑色で、それがサナギになる前に黒と黄色の縞模様になると知った。なんで? どういうこと??? と不思議に思っていたところへ、これを発見するとは!
裏側はもっと鮮やかな緑色。さて、これがどうなるの?
と、黒くなるところを観察しようとわくわく、ケースを部屋に持ち込んで見てたんだけど、ごそごそ歩き回って落ち着かない。ものすごく風の強い日だったから、サナギになるために木から降りたんじゃなくて、間違って振り落とされただけ? と思って、ベンジャミンの小枝を切って入れてみた。
しばらくしたら葉っぱに取り付いていたから、やっぱりまだ食べるのかと思ったけど、そうでもなかったようで、またウロウロ。
ん? なんか頭のあたりがうっすら黒くなってる? と思いながらちょいちょい覗き込んで見ていると、
おおおお! シマシマが出てきた!
だいぶ黒くなってきた。でもこれ、意外とゆっくりなのだ。だっておとといの昼ごろ見つけて、昨日の晩7時ごろでやっとこんな。前に見つけたのはものすごくくっきりシマシマだったし、頭も赤かった。でも、今度の子は、こんな感じのまま、
おがくずのなかでぐるぐると回り始めた。
これ、スピード4倍です。ずーーーっとこんなして、繭を作っているみたい。色はもうあまり変わらないのか……。個体差なのかなあ、それともこの子には何か環境条件が良くないとかで、変わり切れなかったのか? はたまた、実は近縁の別種なのか???
無事にサナギになるまで見届けて、あとは羽化を待つとしましょう。
ところで、こんなことをしていて、最近読んだ漫画の主人公と同じことしてるな、と気付いたw
これ、前に教えてもらった漫画なんだけど、1巻とあるものの、打ち切りになってしまって続きが出る見込みはないらしい。読んでみたらけっこうおもしろいのに、なんで打ち切りになったのか、残念でならない。
ハケン社員である若き女性の麻生さんは、虫が大好きで、派遣された会社のデスクの引き出しでイモムシを飼っているのだw 仕事の合間にときどき引き出しを開けて、イモムシの姿を愛で、心慰められているという……そういう話w 虫に関する蘊蓄と、麻生さんをめぐる会社の人たちや近所の人、虫仲間などとの人間模様がほどよくブレンドされた名作だと思うんだけどなあ。
興味ある方はぜひ、探して読んでみてください。同作者のこちらもお薦め。
これもまた、高校生の少女が先生からヒドラとかいろいろ変な生き物を押し付けられ、飼育するうちにハマっていくお話。
その後
かなり長い時間をかけて、いちおうサナギになった。
が、きちっと蓋してないし、こんなものなのかなあ? と疑問に思いつつ、前回は2週間で羽化したので、それをめどにチェックしていたんだが、なかなか羽化せず。3週間近く経ったころ、羽化したが、羽が不完全で見つけたときにはすでに死んでいた。やはり、何か問題があったものと思われる。残念だけど、新しい記事にするのもなあ、とここに追記。