南国の隅っこ(新)

メキシコ南部の田舎町でカメとイグアナと犬と猫と鳥と暮らしてます。日々の記録。

ニャンコ覚書

 このブログはもう更新しないつもりでしたが、ニャンコが死んで、どこに書こうかと思ったとき、やはりここかなと。書いたのは翌日の14日(火)です。

「時間が止まる」というのを実感してます。ニャンコが死んだの、今日か昨日だったような気がして、そのあと何かした記憶がありません。誰と何を話したのかもぼんやり。何がいつだったかもあやふや。ヤバいですw 早く現実に戻らないと。

 と言いつつニャンコの思い出に浸ってる私。以下、いろいろ思い返して書いた駄文ですが、美しかった?ニャンコを見てやってください。

 

 

 ニャンコ(うちの8匹猫軍団の長女、女帝)が死にました。あまりにも速い展開で、未だにショックが抜けません。13日(月)の朝に死んで、その日のうちに検死と火葬も済ませて、火曜のバイオリンレッスンとオケ、どうしようか迷ったんですが、レッスンは今年残り2回。失うのはやはり惜しいので、まったく練習してなかったけど、行きました。

 先生に、すみません、この3,4日バヨに触ってもいなくて、ぜんぜん弾けないと思います、実は……って、猫が死んで、って言おうとしたら感情コントロールできなくて、恥ずかしいことに先生の前で涙出そうになって話せなくなりました。先生、肩を抱いて慰めてくれて、ありがとう、よけいに泣けます。

 少し落ち着いて、楽器を用意しながらニャンコの話をしたら、何とか。でも案の定、バヨはもうぜんぜん弾けなくて、ひどかった。先生もじっと我慢で厳しいことは何も言わず、忍耐強く、何度も何度も間違える私に付き合ってくれました。

 夕方のオケはどうしようかな、練習してないし、何よりやっぱりまだ気持ちがそっちに向きません(結局サボりました。木曜も行けるかどうか微妙……)。

 それより、覚えてるうちにニャンコのことを書きとめておきたい。これまでこのブログやツイッターにいろいろ書いてましたが、そういうのも含めて、またそこに書かないようなちょっとした癖とかも、忘れたくない。ので、思いつくままにメモしていきます。たぶん、ものすごく長くなります。

 

 

  •  ニャンコがうちに来たのは2014年9月8日。

animalesmx.hatenablog.com

  • 大雨の晩に(たぶん)捨てられて、翌朝私が抱き上げるまで鳴き続けていたので、オトナになってもずっと、大雨と雷が苦手だった
  • 鼻筋のキリン模様(じゃがりこキリンだと日本の皆さんに大うけ)がトレードマーク

     

  • ほっぺは黒いのに、ひげは全部白

  • 肉球はピンクのと黒いのと、まだらのとが混在

  • 目の色はいわゆるハシバミ色(ヘーゼルナッツ)。縁はうっすら茶色で真ん中はうっすら緑

  • へそ天が大好き。ワンコとお揃いでよくへそ天してた(ニャンコアルバムにはへそ天写真が100枚くらいありましたw)



  • 鳴き声はいつでも、ウンニィァァアアアア!とものすごく文句ったらしく聞こえる鳴き方
  • 家から連れ出されるのが大嫌いで、ケージに入れるときは大暴れで抵抗
  • ケージの中では5キロ四方に響き渡るような声で、殺されそうに鳴き喚く
  • でも獣医さんからの帰り道にはぴたりと鳴きやむ
  • めっちゃ喉を鳴らす。名前を呼んだだけ、場合によっては目が合っただけでもゴロゴロ
  • 撫でてやるともちろん盛大にゴロゴロ言うが、撫でられるのがウザくなると、いっそう大きな音でゴロゴロ言いながら、そうっと離れていく気遣い(?)
  • 年がら年じゅう抜け毛がすごくて、ブラッシング大好き。でもお腹だけはちょっと苦手(撫でられるのはノープロブレム)

  • 前足をクロスして、お上品に横たわるのが得意

  • 寝そべったまま飲み食いすることもあるズボラ

  • ニャンコがうちに来て3週間もしないでニャンタが持ち込まれ、私はその世話に追われてニャンコには寂しい思いをさせてたと思う。まだ自分も仔猫だったのに、ニャンコはちゃんとニャンタのいいお姉さんをやってくれました

    まあ、一度はこんなシーン(👇)を押さえたこともあったがw

    次の瞬間にはニャンタも、

    お姉ちゃん悪くないよ?って顔だったので、本当に遊んでただけだと思いますw
  • ニャンタの命を数回救ったことがある(まだ目の開かないニャンタがケージの扉閉め忘れで落ちそうになってるのを私が来るまで押し戻してたり、冷蔵庫にニャンタが入り込んだの気付かず扉を閉めてしまったことを大声で鳴いてドア引っかいて訴えたり https://twitter.com/kamemex/status/778806698186121218
  • 性格温厚、ほぼ引っかかれたことはないし、病気を治そうとしてとはいえけっこうひどいこともした私や獣医さんにも一度も威嚇や攻撃はしなかった
  • 他の猫たちに比べても、すごく頭がいいと思ってたが、いざとなると具体的なエピソードが浮かびません(ニャンタ事件以外)。思い出したら書きます(https://twitter.com/kamemex/status/634131089422974976 こういうのとか?)
  • パソコンとかテレビの画面をめっちゃ見る子だった。大きくなってからはさすがにそうでもなかったけど。

  • 今の家に引っ越してからは、なぜか二階にはめったに来なかった。私が見た範囲で4,5回かな……そのときもおそるおそる見て回って、不穏な気配(?)を感じると逃げるように下りてった。なぜだかわからないけど、たぶん引っ越して間もないころに何か二階で怖い思いをしたのかも? そのうちゆっくり慣れればいいよ、それにワンコは階段上れないので、ニャンコがいつも一緒にいてくれたらワンコも寂しくないよね、と思ってた……。もっと二階に連れていって、怖くないよって教えてやればよかった(一度抱っこして上に連れていったことあるんだけど、すごく暴れて嫌がったので、無理強いはやめた)

    (二階のテラスを堪能したときの写真)
  • ワンコとお揃いの柄だった(どうしても飼いたいと思ったのはそれが理由だったのかも?)

  • ワンコとは最初こそ大きさに驚いてシャー!っとしたが、すぐに仲良くなって、雷雨の夜などは二匹一緒に震えてるのを私がなだめてた

  •  私がメキシコに来てすぐに飼った猫は白地に両耳と尻尾だけサバトラで、見た目はニャンコとぜんぜん違ったんだけど、体型とか性格が似ていたからか、その猫が死んで7年後に(最初に)来たのがニャンコだったからか、他の猫たち(ニャンタ以降)は名前間違えないのに、ニャンコだけ、私はときどき前の子と名前間違えて呼びそうになってた。生まれ変わりだったのかなあ、12年しか生きなかった前の子の分も生きてほしいなあと思ってたのに、まさかそれより早く死んじゃうなんて……

  • お気に入りの場所はいくつかあったけど、今の家に来てからは、キャットタワーのてっぺん(女帝ですから!)、靴箱最下段(最期はそこで迎えました)、誰かが来て怖いときはキッチンの雑貨置き場の奥とか、まあ居場所はいろいろありましたね

 

 ニャンコのことを思い出したくていろいろ自分のブログ読んでたら、こんな記事がありました。

animalesmx.hatenablog.com

 あーー、そんなこともあったねえ。ワンコの歯は比較的大きいのでいくつか見つけたけど、猫の歯は小さいので、ほぼ見つからない。このときはたまたま目の前で落ちたので見つけたのでした。

 そして完璧に忘れてたけど、ビバ・ブログ! この歯を保管したところが書いてあるじゃないか! このカメの置物、引っ越しのときに箱詰めした飾り物をまだ飾るところなくてそのままにしてる、その中にあるはず。

 で、探して、見つけましたw 拾った当時の透明感はもうすっかりなくなってるけど。ちっちぇええ~~! とりあえず紙で小さな袋を作って、「ニャンコの抜け歯」とその日付を書いておきました。わからなくならないようにw

 いい骨壺を見つけて遺灰を入れるときに一緒に入れよう。それまでなくさないようにしないと……。メモ:骨箱の裏にテープで貼り付けました。

 

【追記】後日、ニャンコを未だ懐かしんでいて見つけた写真。そうだった。前の家の台所の中庭に出るドアの前に置いてた足拭き雑巾がぐちゃっと丸まってて、誰だこんなんしたの、と私が広げて置き直し、3秒後に見下ろしたら再びこうなってた🤣 ニャンコ、何がしたかったんだろうなあ……。すごく何か言いたげだよね。

 

 ニャンコが最後にしていた首輪も、他の猫たちの首輪はボロボロなのに、比較的きれいなままで、今は私がブレスレッド代わりにしてます。最後の数日は負担になるかと思って外してたんですけど。

 火葬したあとの骨箱(パソコン前に鎮座)のうえに置いたりも。他の猫たちがやってきて、神妙に匂いをかいでます。ニャンコ、ここ?って思うんでしょうか……。

 

 

 ニャンコ、うちに来てくれてありがとうね……。大大大大好きだったよ。