南国の隅っこ(新)

メキシコ南部の田舎町でカメとイグアナと犬と猫と鳥と暮らしてます。日々の記録。

ミゾッチの卵破損

 もうなんだか気力がすっかりそがれてしまったこのブログ。はてなでダイアリーからブログへと引っ越した影響で、過去記事へのリンクと動画貼り付けがすべてダメになり、さらに追い打ちで、半分くらいの写真はFlickrから引っ張ってきてたんだが(はてなだとひと月でアップできる写真の容量に制限があってしょっちゅう引っかかっていたため)、そのFlickrの仕様が変更になって、非公開だけど貼り付けたら見えてた写真がすべて見えなくなってしまった……。じゃあ写真を公開設定に変更したら、と思ったんだが、それでもダメ。過去記事を参照しても、写真がほとんど見られない状態です。

 

 それにまあ、もう目新しい話も大してないしねえ。ベニは新参者だけど、順調に元気に育っていて、二匹目だからそんなに新鮮味もなくて(ごめん)。これは記事にしなくては!ってイベントは、あとはカメンコの産卵(でも無精卵)くらいかなあ。

 クジャコたちの産卵も、どーせ無精卵だからと今年はほったらかし。産卵行動はしてるので、産んでると思うけど。ポチオもぼちぼち産んでるけど、無精卵。ミゾッチだけがまだ有精卵を産んでいるが、今年は心を鬼にして廃棄……と思ってたんだが、テキトーにしかチェックしてなくて、卵見つけたときはすでに発生がだいぶ進んでいて……となるとやっぱり殺すに忍びなくて、孵卵ケースに入れてます。

 

 で、産卵記録にだけは日にちと数を書き込んでるんだけど、それによりますとミゾッチは

4月1日ごろ  2個 すでにかなり発生が進んでいた

4月19日ごろ 2個 おそらく産卵翌日に発見、一個は転がってしまっていたが無事発生は続いている

5月12日ごろ 3個

 と、これまでに3回産卵。3個産んだのは初記録。でも、もしかすると一個は無精卵? オスから隔離してるからねえ。

 で、ミゾッチの敷地には子ガメたちもうじゃうじゃいて、ミゾッチはもともとあんまり卵をしっかり埋めないタイプ。一回目の産卵は敷地から抜け出して(トタンで囲っている隅っこを無理やり突破した模様、対策済み)枯れ葉の溜まった庭の隅に産んでいたので無事だったが、2回目の卵は一個が転がってしまってた。見つけたのが幸い産んで間もないときだったようで、孵卵ケースに入れておいたら滞りなく発生は進んでいる様子。

 そして先日見つけた三回目の三つなんだが、ブロックの隙間に産んでいて、でも埋めてなくて、一個がおそらく押しやられてブロックにぶつかり、端っこが割れてた。

 

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 これの右端のが、浮いてる端っこがブロックにガツンと当たった感じで、陥没。

 

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 うーーん、こういう場合、どうするんだっけ? ひびが入ったのはシリコンでふさぐ、とか読んだ気がするけど……。これは完全に穴が開いてしまっている。とりあえずテープを貼り付けて、卵白が水分を失わないようにして置いてみたところ、発生は始まって、進んでいる。が、このままだとたぶん無事に生まれるのは難しいんじゃないかな。

 

 ドイツの大学時代、ニワトリの卵の発生の実習をした。卵の殻に小さな窓を開いてそこをガラス板でふさぎ、発生していく様子を観察する。毎日見て、三日ごとにスケッチとかしていると情も湧いてくるので、これこのまま孵して、引き取り手を探すとかしたらいけませんか(孵化直前まで育ったら廃棄処分することになっていた)と先生に提案してみたんだが、殻の一部が自然でない状態なので、五体満足では生まれないとの返事だった。

 実際にそこまでやってみたわけではないので、私たちを諦めさせるための先生の方便だった可能性もあるけど、テープでは完全密閉とはいかないだろうから、いずれ不具合が出てくるだろうなあ……。

 しかし完全に陥没してしまって、破損部分の殻は奥に入り込んでいるので、どうしたもんだろうか。ピンセットで何とかほじくりだして、そのあとを何かでもっときちんとふさぐべき? 思案しているが、早めに対策しないと、発生が進んでしまったら、もしくは水分が失われすぎてしまったらまずいよな……。鶏卵の殻を割って、それをシリコンで貼り付けるとか? アドバイスあれば、よろしくお願いします。