シロコの甲羅、削る
去年の2月からずっと、椎甲板に異常のあるシロコ(2月から9月までの経緯まとめはこちら)。その後、少しマシになってきたかなー、と思ったり、そして今年2月には白かった第二椎甲板が脱皮で剥がれて、白いのが治った!と思った。
けど、結局まただんだん白くなってきた。しかも、広がってる……。獣医さんに連れていくか、でも隣町の獣医さんもあんまりあてにならない感じだったしなあ、かかりつけの獣医さんならいろいろ調べてくれるだろうけど、どうかなあ、と迷いつつ、次の脱皮まで様子を見ようと思ってた。
んで、外カメたちの環境変更を考えて、大きなたらいを昨日空っぽにして洗って、その下に並べてたブロックはゴキさん帝国になってたので(ムカデも大量にいた……ちょっと、飼育本あるなあ、とか考えたけどw見送りで)せっせと退治して掃除して、ポチオはポチコのところに居候、クジャコとシロコは大たらいを斜めにしてわずかに溜めた水で夜を過ごし、日中は庭に放牧。
で、シロコの甲羅もチェックしてみることに。
まずはクジャコ。
コケとか水垢をできるだけ落としてこんな感じ。まあもっと乾いたら、水垢が白く目立つんだけど、特に異常はない。
シロコは、これ、5月の写真だけど。
実は、こんななってました。第二椎甲板が完全に白く、そして接合線に沿って広がって、第三椎甲板もかなりひどく。それと第五椎甲板のお尻近くにも飛び火。左足の近くの肋甲板と縁甲板の境目も少し。ただ、小さい部分は脱皮前の変色かな、とも見えたので、様子を見てたんですが。
今日はまずイソジンを甲羅に塗って、しばらく庭に放し、そのあと歯ブラシでこすってコケを落としていたら、下半身の甲羅がバリバリと剥けてきた。気持ちいいほどきれいに剥がれるので、下からだんだん上に向かって剥がしていって、問題の第三椎甲板は……と試したら。
剥けたー! 真っ白の第二椎甲板との対比がすごい。
取れた白い皮(というのか?)。
剥けたあとの椎甲板。左上がまだ剥けてない。
下半身から剥けた皮の数々。
で、問題箇所の剥けた皮の裏を見てみたら。
なんかやっぱり病的に黒いねえ。
なんか、コケとかバイキンとか悪いものが繁殖してる感じ? それで、剥けたあとにまたイソジンを塗って、しばらく放牧。
夕方になって、水に戻そうかなとシロコを庭から探し出し、イソジンを洗い流してみると……あれ? 第二椎甲板も剥がれそう? で、またピンセットでせっせと剥がしてみたら、剥がれた。だけど、第三椎甲板もだけど、その下も黒々としてて、剥けた皮の裏側みたいな感じで、これがまた白くなって脱皮して、の繰り返しじゃ?
悪いものがついてるとしたら、ちょっと削ってみたほうがいいのかな? と思ってピンセットでこそげるようにこすってみたら……おおおお!
もっ、模様が出てきたあああ!
異常がないと見えていた肋甲板のほうも、同じ感じで薄いオブラートみたいなのが黒く貼りついていて、それを剥がすと下から白っぽい甲羅が。第四椎甲板も黒ずんでやられている感じなので、ここも削ったほうがいいかも。
とはいえ、ここまで剥がすのけっこう大変だったので(甲羅にできるだけ傷をつけないよう少しずつだったので)、私もシロコも今日はここまでってことで。
それと、オブラートを剥がした第一椎甲板に、ちょっと薄赤い箇所が。
接合線も、これはピンセットで傷をつけてしまったのかもだけど、少し血が出てるところがあって、ごめん。
第二椎甲板のアップ。
あんた、模様があったんだねえw
第三椎甲板。
第四椎甲板。
ここは脱皮前に白くなったりしてなかったんだけど、こうして見るとやられてる感じ。明日頑張ってみる。
第五椎甲板。左上が、5月に白くなってたところだけど、そこはきれいに剥がれて、でも下のほうがまだオブラートついてるっぽい。
この状態で汚ない水に漬けたりするのはヤバいと思って、もう一度イソジンを塗って、今日は庭で寝てもらうことに。飴色のイソジンで輝きながら歩くシロコ。
オブラートが剥がれて白っぽいところが、大きな矢印に見えるw
こうして少しずつでも剥がれていくたびに治るならいいんだけど、黒っぽいのが繁殖してる菌とかだとしたら、やっぱり薬でないと治らないんだろうか? でも一緒に暮らしてるクジャコには移ってないしなあ。
とりあえず、これから水中生活を少し控えてもらう方向で考えてるので、イソジンと強制乾燥でしばらくやってみることに。