南国の隅っこ(新)

メキシコ南部の田舎町でカメとイグアナと犬と猫と鳥と暮らしてます。日々の記録。

初のアストロフィツム、ビショップの帽子

 今よりもっとサボテン多肉に燃えてたころ、ネットで見かけて「なんだこれーーー!」と思ったのがアストロフィツム、有星類だった。メキシコ原産というから、ほしいなーと思っても、見かけることはこれまで一度もなかった。

 それが、ケレタロ郊外のカデレイタの植木屋さんの温室を見学してたら、あるじゃないかーーー。うふふふ、でもいざ売り場に行くと、見当たらない。訊いてみると……「あれは絶滅の危機で売買禁止になってます」とか。えええーそうなのか、残念、すごく残念。

 で、翁丸だけ買ってそこを退散したわけだが。


 そのあと連れていかれたベルナルという別の村の土産物店が並ぶところを歩いていたら……サボテン売ってるー。寄っていくと……アストロフィツム、売ってるんですけど? まあ90ペソと、これまたけっこうなお値段だったけど、でもアストロフィツムだしー。200ペソよりずっと安いしー。

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 日本には、もっともっと目の覚めるようなきれいな園芸種がいろいろいっぱい出回っているらしいなか、これは何の創意工夫もない、普通のアストロフィツム、たぶん Astrophytum myriostigma、スペイン語名は Bonete de obispo、ビショップの帽子。和名は鸞鳳玉(らんぽうぎょく、ランポー玉、ランポー丸という表記も)。


 帰ってから調べると、増えるのは実生のみらしくて、一株じゃあ増えないなあ。でもとにかく、せっかく手に入れたんだから、元気に育ってほしい。

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 一応、ちっちゃなつぼみみたいなのがついてるんだけど、飛行機に乗せての長旅しちゃったから、どうなるかな。