南国の隅っこ(新)

メキシコ南部の田舎町でカメとイグアナと犬と猫と鳥と暮らしてます。日々の記録。

イグリンコにセイバの木を

 実は先週、いつものようにイグリンコと遊んでたんだけど、イグリンコは窓敷居のところを行ったり来たりして、しかも金網に鼻先をこすりつけ、手で引っかくという行動を見せていた。うーん、それってやっぱり「中に入れろ〜」ってこと??? ホントに家のなかに入りたいの? ワンコとかカメンコとかいるよ? まあワンコ、このごろはイグリンコを見ても平然としてるけど、でも家のなかまで入ってきたら絶対興奮するよ?


 それになあ、私の漠然とした計画としては、

1.イグコがもっと慣れて、抱き上げてもびくともしなくなる

2.イグコを食堂まで連れて行って窓越しにイグリンコと対面させる

3.平気そうならイグコの行動範囲を私の部屋から表のほうにまで広げる

4.イグリンコとお互いに慣れたところで、イグリンコにも家のなかに入れるようにする

 という感じだったんだけど……。1〜3を飛ばしていきなりイグリンコが家に入っちゃうのか??? まあ窓の金網を一部切り取って、そこからイグリンコが出入りできるようにすれば、ワンコがうるさいときは中庭に出てしまえばワンコは出られないし、お客さんとかあるときはイグリンコを中庭に戻して窓を閉めるとかすればいいし。……というふうに将来的にはするつもりだったけどなあ。

 ただ問題は、イグリンコがやっぱり中庭では居心地が悪くて家に入りたがっているのだとすると、トイレとかも今までどおり洗濯機の後ろでしないで、家のなかでするようになったり……。それは困る。基本は、中庭=イグリンコの陣地、おうち、と思ってほしい。


 そこで、中庭を居心地よくする作戦、として土曜日に植木屋さんを何軒もまわり、適当な大きさと値段の木を探した。マンゴーがいいかなー、実がなるのは植木鉢では難しいとしても葉っぱも食べられるしね、と思ったんだけど、マンゴーの苗は小さいのしかなく、ベンジャミンなら適当な大きさのがあったけど高い(800とか1200とか)。

 で、とうとう見つけたのが鉢植えのセイバの木。450ペソ。枝が細いし、一本はばっきり折れてるけど……植木屋さんのおじさんの話では、イグアナがねー上から落ちてくるんだよね、そんでばっきり、とのこと。そーか(・ω・)

 でもとにかくセイバの木はもともと大好きだったし、イグアナが葉っぱを食べるところを見たこともあるし、こりゃいいや、ってんでお金払って、でも大きすぎてうちの車には入らないから届けてもらうことに。その日のうち(土曜日)か、ダメだったら月曜日と言われてたのに、来たのは水曜だったけどね。


 横にまっすぐ張りだした枝が3本あったんだけど、玄関から家のなかを通って中庭へ、って無理! ぜったい無理! とか言われ、伐採されてしまった。すごい重たそうなのを男性3人(+通りがかった男性一名もちょっと手助け)で中庭までどうにか搬入。


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 もうちょっと低い位置に枝が張ってくれてもいいかなーと。そのためにはてっぺんを剪定したほうがいいのかもだけど、まあ落ち着くまではちょっと待ってみよう。イグリンコがこのてっぺんに登って、上の網を破って逃げたりしないかな……。木がもっと高くなるとその可能性あるから、その辺もまた考えよう。


 剪定された枝はこちら。

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 これも土に挿せば根付くよね? まあそんなに何本もセイバの木を置くスペースはないけど、とりあえず若い葉っぱはイグリンコやイグコが食べるかな、と思って、きれいなのをちぎって、植木屋さんはすごく奥まったところに置いてたから車の排気ガスとかもかかってないと思うけど一応洗って、イグコに進呈してみた。最初、ものすごい食いついてきて、でもかじってみてペッペッ。そのあとを動画に撮ってみた。

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 すでに3,4回試したあとだから、いっそう乗り気でない様子だけど、もう明らかにこれ、「まずいよ?」って言ってる顔?

 あんたねー、箱入り娘で柔らかくておいしい菜っ葉ばっかり食べてるから……。野生のイグアナはこんな葉っぱでもバリバリ食べてるんだよ? 証拠の写真と動画、ほい


 イグリンコは、見慣れないものが中庭にデーンと立ってるからか、知らない人がわらわらと侵入してきたショックからか、午後3時の今、まだ植木鉢ハウスから出てこない。セイバの木は幹にトゲが生えてるので、イグリンコが登るとき怪我をしてはいけないと思って、窓敷居に置いた板を支えてた丸太をセイバの幹に添わせて、板は外したんだよね。もう寒くないし、てかすごい暑いし。そんな変化もあって、まだ用心してるのかも。

 あとでまた様子見ておきます。

その後

 普通に下りてきてご飯は食べてる。

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 幹のところに丸太を寄せた状態。イグリンコはご飯を食べてたところを私が覗いたもんだから、モンステラの鉢の後ろに隠れちゃった。相変わらずだなあ。

 で、まだセイバの木に登ってはいない。まだしばらくかかるかもね。木のほうもまだまだ細いから、お互いゆっくり知り合って行けるといいかも。