三匹目のミゾヤマガメを引き取ることに

　小旅行中にダンナから携帯メッセで、「同僚が米国留学することになって、飼ってるカメを引き取ってくれないかと言ってる。どうする？」と言ってきた。カメと言われてもねえ、「何ガメ？」と訊くと、「訊いとく」。しばらくして、「知らないって」。だと思った……。

　まあ、道端で見つけたというので、クジャクガメかアカミミガメかミゾヤマガメだろう、十中八九最初の二つのどっちかだろうと思ったけど、まあいいか、持て余したらカメ農場に連れてって引き取ってもらえばいいし。

　で、帰宅した翌日の今日、昼ご飯のあとでその同僚のおうちにお邪魔してカメをもらってきた。入ってすぐの階段脇に作りつけのプランタがあって、そこに飼われていたらしい。この週末に引越しとのことで、植物も植えてたけど引っこ抜いたとか、土しかなかったけど、水場も見当たらず。

　カメを見ると、土まみれで顔の赤い筋がよく見えないけど、ヤマガメですね。メスならいいなー、と尻尾を覗いたら、かなり立派だったので、たぶんオスだな……。

　うちがいつも買うカメ餌と、水に垂らすタイプのカルシウムとビタミン剤も一緒にもらってきた。

　まずは身体測定。

　体重３０１ｇ。

　スリーサイズは

　ミゾッコより少し重い・大きいね。

　少し落ち着かせてから改めてチェックしてもやっぱりオスだったので、ミゾオってことで。尻尾は、これまでミゾッコの尻尾が立派なもんだと思っていたけど、それよりさらに一回り太くて長い。写真は、今日は持ち上げると尻尾を引っ込めてしまうので撮れなかったけど。

　上から、甲羅の様子。

　ミゾッコよりやや甲高で、ミゾッチと近い形してるかも。

　前から。皮膚の黄色もやや薄め。

　横から。

　腹甲。

　ミゾッコよりミゾッチのほうが顔の赤い筋はくっきりしてないんだけど、このミゾオはそもそも筋がない。赤い点がかろうじてあるかな？程度。本当にミゾヤマガメなんだろうか、別のヤマガメじゃないかと調べてみたけど、まあこの辺にいるヤマガメはやっぱりミゾくらいだよなあ。

　お顔のアップ。

　首筋には、線すら不明瞭で渦巻き模様っぽいものが。

　あとは全身チェック。

　まず、甲羅の後ろ半分がなんか、腐ったような感じに？

　でもこれは藻が生えて固まっていたのか、歯ブラシでこすると少しマシになった。

　縁甲版はそれでも、黒ずんでちょっと不安な状態。

　ミゾッコたちに比べてギザギザがはっきりしてるなと思ったけど、少し欠けているからというのもあるのかも。

　甲羅全体、成長が不安定だったのか、隙間だらけという印象で、腹甲も、下半身が特に荒れている。

　手足や尻尾は脱皮中か？　薄皮がびろびろとはがれてきている。

　甲板の真ん中あたりはぶつけてこすったらしい傷がいっぱい。

　ミゾッコと同じような甲羅の虫食い痕も。

　頭のてっぺんは、うちに来たときのミゾッチよりはずいぶんマシ。

　綺麗な状態とは言えないけど、ワイルド個体ならきっとこんな感じで普通なんだろうと思う。

　さて、しかしオス同士だとミゾッコと一緒にして大丈夫なのかどうか……。ミゾヤマガメのメスって少ないのかなあ？　

　今は単独でたらいに入れているけど、週末でちょっといろいろ飼育場を考えてみようと思います。

南国の隅っこ（新）