南国の隅っこ(新)

メキシコ南部の田舎町でカメとイグアナと犬と猫と鳥と暮らしてます。日々の記録。

葉の細いヤシ

 日曜の夜10時が期限の、ちょっとした用事がありまして、まあ一週間ちょっとあったので金曜には仕上げて土日は息抜きしつつ適当に手直しして日曜に送ればいいか、と思っていたら、なんのなんの、結局ダンナに「土日もすまん、ひとりで遊んでて」と言うはめに。まあ買い物とかの用事はするとしてもね。

 で、土曜日はおとなしくしてたダンナだが、日曜は朝の買い物を済ませたあと、洗車に行ってくると出かけ、帰ってきたと思ったら、「19番街の植木屋におっきいリュウゼツランがあったー。うちのよりでっかくて綺麗」とのたまう。植木の話をすれば私をパソコンから引き離せると思ってるのか!? ……引き離されちゃいましたけどね。

 しかしさあ、リュウゼツランはでかいの、すでにふたつあるんですけど、それとは違う種類ならともかく、同じのだったら買わないよ!? と宣言しつつ行ってみれば、やっぱりベネズエラアガベだと思うよ? しかもうちのは90ペソで買ったけど、これは500ペソ!? なんでやねん。却下。


 しかしすでに向かう車の中でダンナが「もしかしてふたつ買うかもねー」とニコニコ。もう一個はなんやねん、と思ったら、ヤシの木で、またまたこんなでかいの、どこに置くのよ!? と言いつつ、すでに大枚400ペソ払ってるダンナ。まったくもー。

 大きすぎて車に入るかね? というのを店の兄ちゃんが懸命に葉っぱを紐で縛ってくれて、どうにか。

 にしても、素焼きの鉢にプラ鉢を放り込んであって、素焼きの鉢は別売りだというのでプラ鉢で持ち帰ったんだが、そのプラ鉢にまるでコースターのように根っこがびっしりはみ出して板になってる。これ、植え替えるの重労働だぜー。ダンナ、責任持って自分でやってよね?

 と言ってたのに、結局、どうやるかを言葉で説明するより自分でやるほうが早い。私が根っこをざっくざっくと切り、ダンナが鉢に張り付いているのをスコップでぎゅうぎゅうと上半分だけ引き離し、それでも鉢から出てこなかったので、私がスコップの柄の尻で鉢を外からガンガン叩いて底も叩いて、ふたりの共同作業でどうにか鉢から引っ張り出し、根っこが鉢の中でもぐるんぐるんに巻いているのを私がほぐして整理して切って、黒土に藁を混ぜてざっくざっくと土を作り、ダンナがヤシを鉢に入れて、私が土を詰め……ってほとんど私がやってるのに、なぜか疲れた達成感の溜め息をつくダンナ。全部やれ、っつうの。

 最後に、黄色くなってた葉っぱを三枚ほど切って仕上がり。


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 でかいわー。

 まあ、葉が柔らかくて、触っても突き刺さらないタイプだからまだしもだけど。羽状葉、葉柄にトゲあり、葉の出方はココヤシみたいだけど、何だろうかね? ちょっと調べたけど、わかりません。Butiaの種類かなとは思うけど、自信なし。またフォーラムで訊いてみるか。