南国の隅っこ(新)

メキシコ南部の田舎町でカメとイグアナと犬と猫と鳥と暮らしてます。日々の記録。

パキポディウムの植え替え

 そして今日は、パキポディウム、マダガスカルパームの植え替えを敢行!

 買ってきたときって、こんなんだったのかぁ。今とぜんぜん違うな、いろんな意味で。


 最近、下の葉が落ちるのはいいとして、あんまり元気ないなと思っていた。同じところに置いていた大戟閣はこのところの直射日光がお肌にきつすぎるのかも、と日陰に避難させたんだけど、マダガスカルパームはそういうわけではなさそうだし……。成長が止まってるんだよね。

 ちょっと、ソテツのカイガラムシが移っちゃったのもあるけど、こちらは丹念に全部こすり落としたし。元気なくなるほど大発生はしてないはず。


 で、もしやと思って鉢を持ち上げて覗いてみたら、やっぱり穴から見えるほどに根っこが張ってました。ああ……。

 仕方ないので、今日、16号の四角い鉢を買ってきて、さて。テソントレと腐葉土を半々に混ぜたのを底に敷き詰めて高さを調整したまではいいんだけど、どうやってこれを抜こう?

 プラスチックだから、外からぐいぐいと押して何とか分離し、足のあいだに挟みこんで130度くらいに傾けて土の部分を支えながらずるっとそのまま出てくれないかと頑張ったけど、出てこない。

 ダンナも一緒になって、革手袋(トゲが折れるから却下)、タオル(同じ理由で却下)、紐でくくって引っ張りあげる(トゲがたぶん重みに負けて折れるから却下)、長い串を四ヶ所斜めに差し込んで持ち上げる(串が折れて失敗)……と試行錯誤を繰り返したあげく、結局最初の方法に舞い戻る。

 ただし、串で鉢の側面と土のあいだをぐいぐいとこすって分離させてから。そしたら、今度は行けた! 土が排水性のいいものだけに、バラバラと崩れてきて、下向きに斜めになった樹幹を立てなおすのに失敗しかけて、子株の側面を植木鉢の端にぶち当てて出血させる、というアクシデントはあったものの、全体としてはどうにかこうにか、収めることができたよ。


f:id:tierra_verde:20110422070651j:image

 はー、大仕事だった。これをまた植え替える日のことは考えたくないであります。

 今思ったけど、こういうのはむしろビニールポットみたいな薄くて安物の鉢に植えたほうがいいんじゃないだろうか? 植え替えるときは一回り大きな鉢の中にそのまま置いて、ビニールを切り開いて抜き取る。でもそんなに大きくなったら、ビニールじゃ形を定めるのが大変か……。