南国の隅っこ(新)

メキシコ南部の田舎町でカメとイグアナと犬と猫と鳥と暮らしてます。日々の記録。

フォーカリア荒波

 ダンナの大味ディフェンバキアを購入しての帰り道。マンゴーさんの前を通りかかるんだけど、だったら私も10ペソの多肉を買ってもバチは当たらないよなー。と思い立ち、車を停めてもらって私だけ店に駆け込んだ。


 お目当ては、前に来たとき見たけどあまりに状態がひどかったので買うのをためらったフォーカリア。ところが今日は多肉の棚、だいぶん整理したらしくて、3分の1ほどがセントポーリアの鉢に置き換わってる! まあ多肉サボテン、棚の奥のほうは光も当たらないで、悲惨な状態になってたからなあ、ダメになったのは処分しちゃったのかなあ。地面には空になったコーラ缶がいっぱい転がってるし。フォーカリアも処分されちゃったかも……。

 と思いながら、ずーっと見ていくが、ない。店の兄ちゃんが、何探してるの、と言ってくるので、このくらいの大きさで葉っぱが三角のねえ……と説明するけどわかるはずもなし。もうないのかな、処分されちゃったのかな、売れたとは思えないしな、と諦めつつ諦めきれずにグズグズと見ていると、後ろのベンチにもいくつか並んでいた。その下にも箱があって、缶が並んでいる。そこまで覗き込んで、あったーーーー!


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 それはもう悲惨な状態だけど、10ペソだしね、枯れちゃっても諦めはつく。

 とにかくお店から救出して持ち帰り、植え替えた。かなり細かい根が少しだけど伸びていたので、あまり切らないように藁を残したまま、2号の四角い鉢に。


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ハマミズナ科フォーカリア属

学名:Faucaria tuberculosa

和名:荒波

スペイン語名:不明

常緑多年性

原産地:南アフリカ


 フォーカリアはあまり情報がないけど、こちらのサイトの説明で、F. tuberculosaは葉の表に白いイボがある唯一の種である、と書いてあるので、これに決定。園芸種はいろいろあるようだけど、その辺はスルーで。

 どうか元気になってくれますように。


 ところでだいぶ前に買ったフォーカリア虎顎、これはわりとカルメンでは普及種のようであちこちで見かける。しかし私のは、買ってきてすぐに葉が腐りはじめ手術をしてついでに切り分けたけど、親株のほうは水遣りもしないのに、葉先からやっぱりぐずぐずと具合が悪くなって、ずっと今いちだった。

 最近さすがに暑いし、他のも成長しはじめているので水遣りを多めにするようになって、このフォーカリアもえいやっと水をやり始めたところ、なんか調子良さそう。腐ることもなく、前のように瑞々しい感じになってきた。もしかして、足りてなかったのか? 水不足で葉先が腐るのか???

 まだいろいろと謎だけど、ともかくもよかった。というわけで、荒波を越えてうちにやってきた荒波ちゃんも、しっかり水を吸って元気になってくれると期待。