南国の隅っこ(新)

メキシコ南部の田舎町でカメとイグアナと犬と猫と鳥と暮らしてます。日々の記録。

タラちゃん、閉じこもる?

 昨日、真ん丸な入り口に感動したタラちゃんハウス。昨晩の時点で、

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 ちょっと入り口が狭くなってるなあとは思った。今朝、起きてみたら、

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 えええー!? 閉じちゃってるよ!!

 昨日の記事で、巣穴の入り口が閉じられているのは産卵のとき(と脱皮するとき、とよく読めば書いてあった)と読んだところなのに……そうなの? タラちゃん、そうなの?


 実は昨晩、またお腹空いてるかなー、とジャイミルを一匹放り込んだんだよね。巣の入り口のところ、タラちゃんの目の前で、その瞬間ガバッと動いたけど、捕らえなかった。ジャイミルはそのままハウスに入っていった……。あああ〜、土に潜っちゃうよな、どうしよう、と思ったけど、どうにもならない。

 でも今朝になってこの始末。あのジャイミル……土のなかでサナギになって、成虫になって出てきてくれたら回収できるけど、それまでにタラちゃんに悪さしたらどうしよう〜〜〜あああ〜〜〜。


 今さらながら思いついて、地中棲タランチュラの飼い方のところとか読み漁ったりして、そうするとやっぱり生餌の回収は不可能だから、殺してから与えろとか書いてあるし〜。でもタラちゃん、死んだら食べなかったけどなあ(よっぽどお腹空いてたら別だろうけど)。


 あーあ、困ったなあ、と思いながらケースのなかを見てたら……土がモコッと動いた!? ココナッツハウスから10cmくらいのところ。タラちゃんの糸がちょっとかぶさってるけど、ピンセットでそこを掘ってみたら、出てきたーーーー! ジャイミル!

 というわけで無事に回収できました。あーーーーー、よかった。


 タラちゃんハウス、裏口は開いたままなので、そこから何とか覗き込んで、足の先とか見えることもある。脱皮や産卵するなら床に糸でベッドを作るらしいから、それも見えると思う。脱皮なのか産卵なのかはわからないかもしれないけど……。でも今のところ、床に糸を張ってるようではない。

 本を読むと、ビジュアルガイドに繁殖の一例が載ってて(35ページ)、交尾から31日後、「通常の住居とは異なるマユ状の産室をつくり、中にこもるようになる」とあった。これはピンクトゥーの例でブラキペルマ属ではないけど、まあ近いかも? で、交尾から46日後、つまり産室にこもって15日目、ついに産卵と。そんなにかかるのかー。

 とすると、タラちゃんも気長ーーーーーーーーに待ってやるしかないね。その間断食。ご苦労さまです。湿度は(脱皮だとしても産卵だとしても)気を付けてやらなきゃいけないようで、でもハウス内を水浸しにしてもいけないので、細心の注意で。

 コオロギも、ちょうどいい大きさのは切らしてて、この週末も買わずに乗り切ろうとしてたけど、ちょうどよかった。最初に買ったコオロギから成虫にして産卵させたのが、今すごい数と勢いで大きくなってるんだけど……。これの次の世代のピンヘッドサイズがタラちゃんの子供たち(産卵だとしてだけど)にちょうどいい大きさと数になってるかなあ?

 脱皮だとしたら、完了後数日で食べたくなるらしいから、また買ってくるけど。


 とかいろいろ悩んでるけど、「あら? 寝るときは家のドアは閉めるでしょ?」とかタラちゃんに言われて、あっさり出てきてたりしてw まったく行動の予測がつかないタラちゃんでした。

スペイン語サイトあれこれ

 タラちゃん情報を求めて、スペイン語のサイトもいくつか発見。

 メキシカンレッドランプに関する基礎情報(pdf文書)。交尾は比較的平和だそうで(オスが食われないという意味で)、交尾後30日から50日でメスは卵嚢を作る。直径は4〜5cm。50〜60日間抱いて、卵嚢から出てきた子グモたちは数週間、母グモのもとにとどまる。一つの卵嚢から100〜200匹の子グモが生まれるが、300以上という記録もある。抱卵中のメスは邪魔をしないよう気を付けること。


 こちらもスペイン語レッドランプの基礎知識まとめ。繁殖期は雨季(夏)。一回の卵の数は100〜300、しかし800(!)の記録もある。条件次第で、3ヵ月で孵化、親元にさらに一ヶ月。


 数字にばらつきはあるけど、まあ数ヶ月の長丁場になることは間違いなし。産卵だったらね。脱皮したら、産卵はなしってことだから、まあある意味これから先、安心して飼えるけどね。