南国の隅っこ(新)

メキシコ南部の田舎町でカメとイグアナと犬と猫と鳥と暮らしてます。日々の記録。

まずは毒虫本

 タラちゃんがあんまり面白いので、とうとう日本で出版されているタランチュラ関係の本まで購入。まずはこちらが届いた。

毒虫の飼育・繁殖マニュアル

毒虫の飼育・繁殖マニュアル


 これはタランチュラだけじゃなく、サソリ、ムカデとヤスデの4種、それにその他としてウデムシやらタランチュラじゃないクモやらもちょっと載ってる。ひとまずざっとタランチュラのところだけ読んだ。おおむね、ネットで得た知識だったけど、基本をしっかり押さえてまとめてあるので、いざというときネットのどこで読んだんだっけ、と探し回らなくても、ここを見ればよい感じ(あとで気付いたけど、前にもリンクしたPets!Pets!サイトの人が著者なのでした。道理で写真とか同じの使ってると思ったわ〜)。

 ただし、冒頭の小図鑑的なところでメキシカンレッドランプの和名にBrachypelma emiliaとなってて、説明も、毒性が高いとか書いてあるけど、それはメキシカンレッドレッグのほうだと思う。レッドランプの学名はB. vagansだし。それと、45ページ最後の文章が46ページに続いてなくて、たぶん一行抜けちゃった感じ。などという監修の甘さはあった。今後の版で直してもらえるといいんだけどなあ。


 ところどころに、筆者のユーモアと愛がにじみ出る文章もあって、読んでいて楽しかった。刺激毛について、「バードイーターと呼ばれるタランチュラを飼っていると、必ずつきまとうことなので、もはや諦めるように。(p.31)」とか。

「タランチュラが他の生き物に触れられる時と言えば、食べるとき、交尾のとき、食われるときぐらいなものであり、どれも命がかかっている。あまり触れられたくない気持ちも解ってあげるように。(p.39)」とか。


 あと、ここから得た新知識。

「脱皮殻は着ぐるみを脱ぐかのように脱皮し、内臓を含める表皮すべて脱ぐ。つまり胃などの皮も脱ぐのである(p.42)」

 ちょ、ちょっと意味がわかんないんですけどw 口のなかから胃壁まで、ってこと? なんて便利なんだーーー。足が取れたりしても、次の脱皮でまた生えてる、ってのはまあ爬虫類に慣れてるとそれほど突飛には思えないけど(でもやっぱりすごいけど)、胃の内側まで脱皮するってことは、多少の胃炎なんかになっても脱皮で完治するんだねえ……?


 餌の量については、「毎日コオロギを5匹ずつ与えてみて、食べ残しているようであれば取り除き、食べてしまったようであれば足すという感じでよい(p.40)」とあるので、やっぱり毎日どれほど大量に食べても、食べたいだけやっちゃっていいのかな……(過剰給餌が短命に、という話も別所で言及しているけど、各自の責任で、という結論)。

 昨日は一日休ませたけど、ご飯やらないってのも何かねえ、で、今日はジャイミルやってみたら一瞬で飛びついたし、やっぱりコオロギ5,6匹入れてみたよ。そして、やっぱり食ってる。そして、興味津々のお客さんたちが。

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 ニャンコのこの貼りつきように笑いながらワンコの散歩に行って、帰ってきたら、

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 こうなってたw タラちゃんもだけど、行ったり来たりするコオロギが気になってる様子。ま、タラちゃんは気にせず食べてるからいいんだけど。


 本は、このあとさらにタランチュラ専門のが2冊ほど届く予定なので、それをワクワクで待ってるところ。とはいえ、二週間くらいはかかるかなあ。あーーー、楽しみ♪

その後のニャンタ

 記事を書いたりしているうちに、ニャンタは、

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 そんなにタラちゃんが好きなんかいッ!w

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 本格的に寝てるしw

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 口開けてるしw オヤジかッ!