南国の隅っこ(新)

メキシコ南部の田舎町でカメとイグアナと犬と猫と鳥と暮らしてます。日々の記録。

ドイツでの戦利品その1、リクガメ本Q&A

 ドイツに行ったらイグアナに関する本をもう一冊くらい買っておこうかな~と思っていたんだけど、まあその辺の本屋には常備してるもんじゃなかった(そこそこ大きな本屋ではあったんだけど)。爬虫類関係だと、リクガメの本が3冊くらい、あとはテラリウムというくくりでかろうじてって感じ。

 でもそのリクガメ本が、パラパラと覗いてみると綺麗な写真満載で、見るだけでホクホクしちゃう。でもなあ、我が家のリクガメレートは12分の1だしなー、とか思いながらいったんは買うのを断念したんだけど。

 なんか滞在日数が半分を過ぎて気が付いてみると、ほとんどお金使ってないよな? だったらせっかくなんだし、リクガメ本も買っといて損にはならないんじゃないの? と思い至って、買っちゃいました。



『リクガメに関する300の質問』。まあやっぱりドイツ(中央ヨーロッパ)で飼うこと前提の話だから参考にならない部分もけっこうあるけど、その辺はしょうがないよね。

 というか、拾い読みしてると、ケージが狭くなったリクガメを住居の床に放し飼いにしてもいいでしょうか、って質問に、自然のなかのリクガメは絨毯とかタイルとか板張りの床なんか知らないし用事もないです、という返事など、とってもドイツ的だよなあw 私は動物の適応力をもっと評価したいと思うし、岩だらけの砂漠を歩くことだってあるだろうから、そこまで自然の状態を再現してやらなくても……と考えちゃうけど、でもまあその辺の加減を間違えると病気にしちゃったりもするんだろうからな~。ともかく、artgerecht、種に適した、というドイツ語では頻発する単語がこの本にも何回も出てきそう。


 中身は、1.購入と選抜、2.設備とテクニック、3.カメの解剖学と行動、4.適切(artgerecht!)な食事、5.繁殖、6.健康と世話の仕方、というふうになってて、色分けでそれぞれの分野に関する質問と答えが載ってる。一通り読めば、リクガメ飼育に関する基礎~中級程度の知識が身につく感じ。

 ドイツ人に知られたら怒られそうな飼い方いっぱいしてますが、心しながら読もうと思います。