南国の隅っこ(新)

メキシコ南部の田舎町でカメとイグアナと犬と猫と鳥と暮らしてます。日々の記録。

庭の植物を大幅処分

 ワンコが来て、ワクチンが終わってないから外に散歩には行けないし、それにどっちにしても前庭で自由に遊ばせてやりたくても、庭はジャングル状態。これじゃあ走るスペースがなくて困るよね(実際には鉢をひっくり返して走っているが)。

 それに、そもそもでかかった植物たちは、もう植え替える鉢もなくて放置で、それ以上育たなくなって停滞してたり、下葉が枯れてきたりしてて、申し訳ない。もともとはカメンコの餌にと思って集め始めた植物だったけど、そのうち趣味やらダンナの大物好みやらで、やたらと増えてたし。

 というわけで、少し人にあげるとか、もらってもらえそうにないでかいのは植木屋さんに引き渡すとか、とダンナと検討していた。


 しかしそこに、ワンコがうちに来た翌日のヘビ出現事件。私は、調べたら無毒のヘビだったし、そうかーそんなのがいたのか、助けてやれなかったな、くらいしか思ってなかったんだが、その後、隣の家の奥さんからうちに苦情が出たらしい。いわく、庭をジャングル状態にしてヘビだらけにしているとか……。

 まあその辺ちょっといろいろあったんだが、そのとき出張中だったダンナがかなり腹を立てて対応してくれて(電話で)、隣の奥さんってのも私はほとんど交流なかったんだが、もともとなんか気難しい人らしいとかあって、管理人も話をうやむやにした様子で、うちの庭に警察が検査に入るとか言ってたのもなくなった。別に、入ってもらってもよかったんだけど(見つかるのはメクラヘビくらいだろうし)、難癖つけようと思えばカメやらイグアナを違法だとか警察が言い募って問題にされる可能性もあったからね。

 それにしても、前に向かいの家でヘビが見つかって見せてもらったこともあったし、そんなに騒ぐようなことか? と思うんだが、まあメキシコは人命にかかわる毒ヘビもいるから、ある程度は理解もできるんだけどさ……。しかし、うちから出てきた証拠もないのに、隣の言いぐさはありえん、とダンナが(普段は温厚すぎるくらいなので珍しいことなんだが)怒ってくれて、助かった。


 まあそんなこともあって、庭の植物を少しずついろんな人にあげたりしてたんだけど、今日、うちの掃除のおばさんの弟が向かいの家の剪定に来ていて、ついでに大きいの、これとこれとこれとあれと、と(本当は気に入ってるのもあって、あげるのはもったいなかったんだけど)譲る予定のを指したら、「全部いただきます」って。おいおい、本気かー。

 で、ヒューストンの学会に行ってたダンナが昼前に帰ってきて、お腹空いてるからすぐご飯を食べに行こうというので出かけ、買い物をして帰ってきたら……庭が、がらーーーーーんとしてたw すげーーーー。車入れるスペースできたよ。


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 ワンコ、思いっきり走り回れるよ?

 しかしこれだと、イグコを日向ぼっこに出したとき、広々としすぎてて落ち着かないだろうなあ……。ごめんよ、イグコ。


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 こっちは、ベンジャミンの根元にある二つもあげるって言ったんだけど、なぜか残ってた。まあいいや、また誰かほしい人を探すか、植木屋さんに持っていこう。これくらいならそんなに邪魔にならないしね。


ワンコとチョーヤ

 で、すっきりしたところで、ごちゃごちゃと置いてた雑貨とかを片付けてたら、背後でワンコのキャイーン!という悲鳴が。びっくりして振り返ったら、まさにあの殺されたのと同じヘビが! ……なんてことはなくてw、世界一痛いサボテン、チョーヤの匂いを嗅ごうとして触っちゃったらしくて、鼻のすぐ下の一番柔らかいところに一節が刺さってぶら下がって……。うわあああ。

 きゃんきゃんと鳴きながら飛び跳ねて顔を振るんだけど、取れない。パニックのワンコをひっ捕まえて、どうしようかと思ったけど、しょうがないよ、素手でつまんで取ってやったよ。私も痛かったよ。

 毛むくじゃらのところにトゲが残ってたらどうしようとちょっと心配したけど、チョーヤの善いところ?は、トゲを残さないところかな(いや、前残ったことがあったっけ)。幸い、その後触っても痛みはなさそうだったので、ワンコの鼻は無事だった様子。


 で、その鉢、ワンコの届かないところに置かないとなー、と思って持ち上げたら、かけらがもっと落ちてる。でもそれを素手で拾うのはもういやだから、ちりとりに掃きとってたら、寄ってきたワンコが鼻を近付けるーーーーーッ! 学習能力ってものはないのか!? 慌てて取り上げて、捨てたよ、もう。