南国の隅っこ(新)

メキシコ南部の田舎町でカメとイグアナと犬と猫と鳥と暮らしてます。日々の記録。

カリシア、シダレツユクサ

 またまた週末のお買い物。本当はチャヤを買いたかったんだが、二軒行った店のどちらでもまったく同じこと言われて笑っちゃった。いわく、「うーん、ないけどもしかして知り合いの家にあったかもしれない。訊いてみて、あったら枝をちょこっと分けてもらってあげるから、月曜日にもっぺん来て?」。チャヤは葉挿しは無理だけど、挿し芽(って用語でいいのかな?)でどんどん増えるそうです。


 で、その最初のお店(郊外の)で、やっぱりあれこれほしくなっちゃう。せっかくちょっと距離があるところを行ったんだしね。てか、見て廻っていると不思議に、そんなに状態がいいわけでもないのに何となく目を惹かれて気になる鉢があるんだよねえ。

 気になったのは、これ。


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 いったん通り過ぎたんだけど、やっぱり気になって、店のお姉さんを連れて延々と庭の細道を戻って、これ、と指したけど、お姉さんも名前わからない。ドラセナだと思うんだけど、と言っても、うーん……と首をひねってる。なんか、庭で増えた植物を持ってくる男の子がいて、それをここらに置いておくと、また勝手に増えるのよね~、とか言ってます。

 いや、それはまあいいんだけどね、名前がわからないと値段わからない? 適当な値段設定してくれない? と粘ると、ちょっと訊いてみますとのこと。

 で、結局もう少し詳しいらしいおばさんに訊いても、やっぱりドラセナには間違いないけど、種まではわからんという。まあいいよ、謎のドラセナで。値段は25ペソと言うので、そんなくらいならいいか~、と購入。


 写真は買ってきたときの状態で、このあと一番小さい子株は外して別の小さな鉢に。大きいふたつは根っこが絡まりあって分けるの大変そうだし、鉢も数がなかったので、そのまままた一緒に植えました。

 あとでじっくり見てみたけど、葉っぱがとても柔らかくてほんのり厚くて滑らかで若草色で、どこといって特徴はないんだけどねえ。同じドラセナのワーネッキーなんかは見た目がすごくきれいだけど、触るとけっこう筋張っててごつごつしてる。それに比べてこちらは本当に手触りがよいです。


2011年6月11日正体判明

 半年も経って、ランナーが出まくって、これどうすりゃいいの、となったときスペイン語フォーラムで質問したらあっさり教えてもらえた。ドラセナじゃなかった、ツユクサ科カリシア属だった!


ツユクサ科カリシア属

学名:Callisia fragrans (=Spironema fragrans)

和名:シダレツユクサ、フラグランス

常緑多年性

原産地:メキシコ


2011年3月19日植え替え

 取り分けた子株のほうはあまり成長してないんだが(でも根元にまた新芽を出している)、親株のほうはゆっくりじっくり大きくなって、根元にいくつも新芽が出始めていたので、5号から7号に植え替え。

 どれもけっこう下葉が黄色くなっていくんだが、そういう種類なんだろうか。ときどき花壇に植わっているのを見るけど、群生する種類のような気がする。子株も外さないほうがよかったのかもね。